多機能硬度計

測定プロセス全体はプッシュボタンで実行されます。

スタートボタンを押すと、測定ヘッドが下方に移動し、サンプル表面に接触してサンプルを固定し、力（事前に選択）を加えて、くぼみを作成し、サンプルを解放します。結果は数秒後に利用可能になります (ロックウェル法の場合)。ビッカース法とヌープ法では、くぼみを作成し、カメラを測定位置に移動して結果を読み取ります。

テストチップとサンプルホルダー

変形したサンプルやたわんだサンプルのテスト中、システムはサンプルに沿ってプローブを移動させ、サンプルとの接触を維持します。 

テストチップはクランプ内に保護されており、測定ヘッドやサンプル持ち上げネジを動かさずに、さまざまな厚さのテストサンプルを迅速かつ簡単に測定できるように 50 mm 以内で移動できます。

クローズドループシステム（特許AFFRI）

負荷力はロードセルを通じて周期的に適用され、1KHz の振動周波数で閉ループで電子制御され、すべての力の範囲で完全な直線性を保証します。結果は、振動、オペレーターのエラー、方向、または「デッドウェイト」静荷重システムや他の種類のゲージを使用するマシンなどのその他の障害によって影響を受けません。 

高い繰り返し性と再現性

困難な状況でも一度で正確な測定が可能で、測定を繰り返す必要はありません。 R&R データは、このデバイスでは最高レベルです。

自動へこみ測定

高解像度カメラと AFFRI ソフトウェアにより、インデントの読み取りが自動化され、不完全な表面でも精度が確保されます。標準的な研磨面から粗面やエッチング面まで、自動的にへこみを検出し、あらゆるサンプル表面での測定を可能にします。

自動クランプシステム（特許AFFRI）

テスト操作中にサンプルの状態が不安定で変化する場合でも、常にサンプルとの接触を維持します。

安定した頑丈なサンプルクランプシステムにより、テストプロセスは不適切な要因による影響をあまり受けなくなります。

水平・垂直移動作業台（X/Yテーブル）

25 x 25 mm の変位範囲と 10 μm ごとの変位単位を備えたワークテーブル (100 x 100 mm) により、サンプル上の必要な測定位置への簡単かつ正確な移動が可能です。

ソフトウェア

AFFRI ソフトウェアを使用すると、適切なスケールの選択とテスト プログラムの設定がこれまでになく簡単かつ迅速になります。結果は技術的なパラメータに従って迅速かつ直接表示されます。テスト結果を保存するためのデータメモリを備えています。